■ いかりそうについて |
イカリソウ Epimedium grandiflorum var. thunbergianumはメギ科イカリソウ属に属しています。 船を係留するためのイカリに形が似ているため碇草、錨草という名前になったようです。 小さな花をたくさん咲かせ、その一つ一つが実になります。 花のサイズは3〜4cmぐらいでしょうか。 ※細い茎にぶら下がる花は少しの風でも揺れるうえ、立体的な花なので全体にピントが合わなくって カメラマン泣かせの花です。 |
■ 花期はいつ頃ですか? |
くまがいそうとほぼ同じかやや早く、みどりの日(4月29日)を中心に、その前後10日ぐらいが通常の見頃です。 しかし、最近の温暖化の傾向か、それより4〜5日早いことが多いようです。 桜の花が早い年は、いかりそうも早く咲くことが多いのですが、「花冷え」というように桜の開花後に急に気温が下がり、 意外に開花が遅くなることもあり、花の時期の予測は難しいです。 |
■ いつ頃からここにあるのですか? |
いかりそうは以前はふつうに見かけることができた植物で、周囲の自生地が開発のためになくなってしまいました。 ここのイカリソウも、わざわざ植えたものではないのでいつから生えているのかは不明です。 |
■ 数は増えているのですか減っているのですか? |
一時、他の野草に負けて数が減り始めましたが、他の野草を間引くことと、実った種をなるべく広い範囲にまいてやることで数が増えてきました。 |
■ 肥料や世話はしているのですか |
特に肥料を撒くようなことはしません。世話としては、他の野草を間引きして適度な密度を保ち、実った種を広い範囲にまいてやることです。 |
■ 天然記念物って本当ですか? |
この自生地がさいたま市の天然記念物に指定されています。合併前は大宮市指定の天然記念物でした。 |
■ ここで売っていないのですか? |
天然記念物なので家族といえども抜くわけにはいきません。 ただし、いかりそう自体は山野草を扱う園芸店で売っていて、特別高価や珍しいというわけではありません。ほしい方はそちらを探してください。 園芸店では白花を多く扱っていますが、ここと同じピンク色の品種も売られています。 ※ようするに、大宮のような場所にまとめてたくさん生えているのは珍しいので 自生地と自生地に生えているイカリソウは天然記念物ですけど、イカリソウの植物自体は畑で増殖したものがいっぱい売られてますよ・・・ということです。 |
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